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活動報告 |
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2017/7/2(土) AS-pace 勉強会報告
自閉症スペクトラムの人の「日常の暮らし」を支援する
講師:浮貝明典氏(特定非営利活動法人PDDサポートセンター グリーンフォーレスト)
->詳しくはこちら
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2012/3/7(水)
AS-pace 勉強会報告「子どもの自立について考えてみよう」
就職し、その後に一人暮らしをされているAS-paceメンバーのTさんの娘Sさん。
TさんとTさんの娘さんの支援を担当されている社会福祉法人すずらんの会
大和市自立支援センター センター長佐藤倫孝氏をお招きし、
Sさんの今日に至るまでの様子、今後の課題をお話いただきました。
->詳しくはこちら
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2009/12/5(土) 本厚木「赤い風船ボウリングクラブ」にて
当事者のためのボウリング大会報告
神奈川県心身障害児福祉基金財団様からの助成金をいただき、当事者の皆さんの
お楽しみ活動の一つとして、ボウリング大会を開催しました。
そして、ボウリングに引き続いては、18時から懇親会を兼ねたお食事会。
今回は、これまでAS-pace の当事者懇談会に参加経験のある方を対象にさせていただきました。
ボウリングのスコアは気にしない、気にしない^_^;・・・それなりに・・・80前後といったところでしょうか。
懇親会では、皆さん料理をつまみながらそれぞれのお話を楽しんでいられたようでした。
とても寒い雨の日でしたが、当日欠席される方もなく、予定通りに順調に終えたのでした!
部屋の外での活動は、昨年度のバーベキューに続いて2度目ですが、次回は昼間にお日様の下で外での活動も良いですね。
参加した皆さん、お疲れ様でした。
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2009/1/11(日)
当事者懇談会報告
今年度5回目のスペクトラム当事者のための懇談会を開催しました。
今回は一つが6、7人のグループになるよう、2グループに分かれて懇談をしました。
初参加の方も4名いらして、なかなかフレッシュな懇談会になったかな・・・?(どうでしょう??)
無理も無いことですが、初めての方は大変緊張されると思います。
当事者の皆さんの為の場なので、あまり気を使わずにご自分を出していただけたらと思っているのですが。
手帳や年金のことなどは、知っている方が知らない方に情報提供をしてくださいました。
就労のことについての話は毎回出ますが、今回もやはり話題にのぼりました。
少数派の特性を持っている皆さんが特性に配慮されるような職場が増えるよう、訴え続けなければならない必要性を強く感じました
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2008/11/29(土)
2008年度講演会報告 発達障がいと医療 〜自閉症スペクトラムを中心に〜
11月29日(土) 茅ヶ崎市コミュニティーホール会議室にて、講演会を開催しました。講師に都立梅ヶ丘病院院長
市川宏伸先生をお迎えし、『発達障害と医療〜自閉症スペクトラムを中心に〜』をテーマに講義していただきました。
会場定員一杯(約70名)の参加があり、主催側としては大変うれしい限りです。市川先生も大変気さくに、
わかりやすくお話いただきました。今回はお薬のことにも少し時間をとってお話いただきました。
また今回、講義後の市川先生へのご質問の中に、「○○が自閉症によいと聞いたがどうなのか?」という食品名を
あげる質問が複数ありました。先生は「食べたければどうぞ・・・。効果はわかりませんが・・・」とお答えされていました。
お薬にしても、「対症療法であり、自閉症スペクトラム根本を治すものではない」、とおしゃっていられましたが、
それだけに日々の生活のなかでの工夫や療育が大切なのではないかな、と考えさせられました。
目の前の結果をすぐに求めるのではなく、“急がば回れ”的なやり方が地味ですが一番堅実なのではないでしょうか・・・。
市川先生ご自身も自閉症者のお父様です。講演会の最後に、”親として、自閉症の子どもへの想い“を語っていただきました。
市川先生の娘さんが入所される施設を立ち上げた時のことをお話くださいましたが、「あきらめずに、そして、父親が出て
いったほうがよい場面は父親が行きましょう。」と、家族で協力することが大事とおっしゃっていらっしゃいました。
市川先生、公私ともに大変お忙しい中、ありがとうございました。
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2008/10/22(水)
交流会報告
平塚市民活動サポートセンターにて交流会を行ないました。参加者は20名。
テーマ「告知について」今回は、成人の女性当事者の方が2名参加してくださいました。
午前中はかながわAの職員の方に告知について実際の事例をもとにお話して
いただきました。
「告知」といっても「本人への告知」、「親への告知」、「周囲の人たちへの告知」、
とありますよね。いずれにしても“困り感”があるかどうか・・・がポイントのようです。
午後は当事者の方も交えてのフリートーク。非会員の方が6名参加されていましたので、
その方たちの近況なども伺いながら、当事者の方が日頃思っていらっしゃることも
伺うことができました。
当事者の方がいらっしゃったこともあり、いつもとちょっと違う交流会になったかな、
と思います。
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2008/9/30(火)
AS-pace 第2回勉強会 報告 総合教育センター 山口先生をお迎えして
去る9月30日、厚木市ヤングコミュニティーセンターにて、学齢期のお子さんを
お持ちの方を対象に、総合教育センターの山口滋美先生をお迎えして、第2回勉強会を
開催しました。12名の参加がありました。
山口先生は、県内の小学校の通常級、特学の担任を経験され、現在は総合教育センター
にて教育相談や先生方の研修業務に携わっておられます。今回は、参加者の方から事前に
お聞きした質問事項を踏まえたお話をしていただきました。
実際のセンターの業務についてもいろいろお話いただきましたが、端的にいえば、
県教育委員会の方針を踏まえて、先生方におろす実行部隊としての仕事をしているとの
ことです。教育相談の人材育成や支援教育を推進するための研修には、ずいぶん力を
入れておられるようで心強い思いでした。なかでも初耳だったのは、自閉症児専門
研修講座を立ち上げられ、少人数で年間10回の研修をされているとか。自閉症に
ついて専門的な知識を備えた先生が、一人でも多く教育現場にいてくださるといいなぁと
思います。
教育相談は、3歳以上の方の、教育に関することなら何でも受付けているそうです。
学校で困っていること、悩んでいること、一緒に考えて、時にはその学校にも出向いて
解決への糸口をさぐってくださるようです。私たちも大いに利用できる、とても頼もしい
存在だと思います。
今、学校では特別なニーズのある子供には、個別教育計画を作って指導することが浸透して
きつつあるようですが、学校によってその様式もさまざま、まだ活用されていないところも
あるようです。人の話しを聞くにつけ、問題の多くはその個別教育計画がきちんと作成されて
いないことに起因しているのではないかと思うことがあります。学校というところは、
新しいことを始めるのはなかなか大変なようです。支援教育は一部の先生の情熱だけで
なんとかなるほど簡単なことでもないでしょうし、やはり制度としてきちんと個別教育計画を
義務化するとか必要なんじゃないかな、と思いました。私たち親も訴えていく必要が
ありそうです。
今回のお話では、研修等で伝わらない歯がゆい思いもときに抱きながら、使命感をもって
先生方の指導にあたられている山口先生の姿に感動を覚えました。「こんな先生ばかり
だったら…」、お話を聞いた人すべての感想だったと思います。
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2008/9/14(日)
特別企画!!当事者BBQ大会!報告
当事者同士、県内某所へBBQに行ってきました。
朝、小雨がぱらつく天気でしたが、なんと、なんと!日頃の行いの良いせいか、
晴れてきました。参加者の殆どが男性でしたので、食欲旺盛、網の上のものは
すべて食べつくす!?ん、足りない?肉追加注文!!また、追加?!
とまだまだ、食べ盛りの皆さんでした。
自然の中でのBBQは本当に気持ちよかったです。たまには野外企画もいいですね。
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2008/8/29(金)
交流会報告
学校が夏休みとあって、参加者も成人期の親御さんを中心に10名でした。
テーマは「一人暮らし」。
前回の当事者懇談会で、当事者の皆さんに「一人暮らしをしたいと思いますか?」
とたずねていましたので、その回答を交流会で披露しました。
一人で部屋を借りて暮らせるならば、それにこしたことはないけれど、敷金・礼金・家賃・生活費と
収入がそれなりにないと暮らしていけないし。福祉援助を受けつつの住まいにしても、現在よくあるような
個室があっても共同生活部分(食堂やお風呂)の多いグループホーム(ケアホーム)は、ちょっとね・・・、
という感じでしょうか?「共同生活者との距離が近すぎて、窮屈になってしまう」という意見がありました。
かといって、全く支援無しに一人暮らしをするのも心配、というのが保護者の意見。「一戸ずつのアパートや
マンションに住まいつつ、時々世話人さんが来て生活の様子を見て、困ったことは相談にのってくれて、
郵便物などもチェックしてくれる。そんな暮らしがいいかな・・」ということでした。
詳しくはわかりませんが、参加者からの情報によると、そのような住まい方をしているグループホーム
(ケアホーム)が某市にあるとか・・・
住まい他の話に脱線しつつ、そのまま午後はフリーで情報交換しました。
交流会初参加の会員外の方が、「成人期の親御さんの話が聞けて大変参考になった」とおっしゃっていました。
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2008/5/26(月)
就労勉強会報告
独立行政法人「神奈川障害者職業センター」の矢代氏を講師にお迎えしての就労勉強会。
さすがに就労については皆さん関心が高く37名の参加がありました。
矢代さんは日々来所者の相談を受けたり、ジョブコーチとして企業に出向いて気をつけて
欲しいことを企業側に伝え、できる仕事は何かないだろうか?と企業内の仕事をみて色々と
提案をされたりしているそうです。
「何故そんなに発達障害にくわしいのですか?」とお尋ねしたら、「特に発達障害を勉強
されてきた訳ではない」とのお返事。仕事柄、認知症の方や高次脳機能障害の方への支援を
していると発達障害と似たところも多く、そういったところから発達障害を知るように
なったのだそうです。
現在、就労相談支援機関は、どこもまだまだ発達障害について手探り状態なのだとか・・・。
矢代さんの勤務されるセンターには、辛い思いをされて会社を辞めた発達障害の方が
来られるそうです。
ですので、比較的“手帳を利用しての福祉的雇用を希望”される方が多いとおっしゃって
おられました。
「勤務先でがんばってみるのも経験のうちですが、どこまでがんばらせるのか・・・そこの
見極めが大切かも。その見極めは親御さんでないとできないのかも知れません。」とのことでした。
大変お忙しいなか、講師を受けてくださった矢代さんに御礼申し上げます。
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2008/5/25(日)
20年度第1回当事者懇談会
今年度1回目の当事者懇談会を5月25日(日)に行ないました。
初参加の方もいらっしゃいましたし、年度始めということで自己紹介からはじまりました。
4月を過ぎて昨年度までとは環境が変わられた方や変わろうとしている方も数名いらっしゃいました。
新たなチャレンジ(就労)の時期、といったところでしょうか。
皆さん初参加の時は緊張されるようですが、2回目からは緊張感もほぐれて参加できるようです。
コミュニケーションがうまくとれなかったり感覚過敏を持ち合わせていたりと、結果的に一人で
いるように見えてしまうスペクトラムの人たち・・・ですけど、「仲間に逢いたい」「友達が欲しい」と
いう気持ちは定型発達者と同じです。
そういった思いを”共有できる場”という意味でも当事者懇談会は大切にしていきたいですね。
19年度は3ヶ月に一度のペースで当事者懇談会を開催してきましたが、「2ヶ月に一度でもよい」と
いう声もありましたので、次回は7月27日(日)に開催予定でいます。はっきりしたらお知らせいたします。
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2008/3/12(水)
第3回成人期勉強会報告 『♪一度きりの人生を親子ともにたのしむために♪』〜セルフ・エスティームをはぐくむ〜
大和市生涯学習センターにて、心理コミュニケーション発達研究所の水谷紀子先生を
講師にお迎えして勉強会を開催しました。
水谷先生は大変スリムなご容姿ながらお話にはパワーがあり、私たちもどんどん引き込まれて
いってしまうのでした。聴くだけではなく、二人ペアになってのちょっとしたコミュニケーションゲームなど、
あっという間に二時間がすぎました。セルフ・エスティームとは「自分の存在を価値あるものとして
大切に思う心(自分の存在を貴ぶ心)」です。発達障害の特徴を持つ人たちにセルフ・エスティームを
育むのはもちろんですが、親にもセルフ・エスティームが必要だそうです。
『あなた自身の人生、あなたの子供の人生をより素晴らしいものにするためには、まず自分自身の
セルフ・エスティームを育むことです!』レジメにもありましたが、この一文が心に残りました。
自閉的特徴を持つ人に接するサポーターに必要な基本的態度を、わかりやすく示してくださり
私たち親も日々の生活の中でも活かしていけそうです。最後に教えていただいた問題解決の三つの
ルールでは、日頃うまくいくとすぐに「これができたら次は○○ね。」と先をあせってしまう自分に反省・・・。
内容の濃い、得るものの大きい勉強会でした。
水谷先生、ご多忙の中、講師をお引き受けくださり大変ありがとうございました。
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2008/2/17(日)
当事者懇談会
今回は今までで一番参加者が多く、13名の方が参加してくださいました。
初参加の方も5名で、和やかに楽しく時間も過ぎました。
「この懇談会のような場への参加が、鬱状態になりそうな状況を軽減してくれる」とおっしゃって
くださった方もいらして、主催側としては何よりうれしい一言でした。
一昨年度も終わりの頃、「当事者懇談会をやりたい!!きっとニーズがあるはず!」と始めて、
「これでいいのかな〜?」と毎回毎回答えも出せずの疑問を持ち続けながら続けてきた当事者懇談会・・・
2年目を終えようとしていますが、“集まれる場を作ること”それだけでいいと思えるようになりました。
また来年度も続けて行きたいと思います。
次回は5月頃を予定しています。
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2008/1/21(月)
交流会報告
今回の交流会は年齢的に幅があったため、学齢期(主に小学校期)と成人期に分けて
話が出来るようにしました。
学齢期は7名(内、会員外の方が3名)でした。診断後間もない方もいらして、
今はまだ暗中模索状態のようでした。二次的な精神科疾患のような症状が出ておられる
お子さんもおり、知的な遅れがない高機能ゆえの難しさというのでしょうか、そういった
ものを感じました。早期発見・早期療育ができるようになるといいですね。
成人期のグループは10代後半から40代までと幅広い年齢層のお子様を持つ親御さんが
12名ほど集まりました。今回は20歳の方が多く、学齢期をすぎてそれぞれの道に
旅立とうとしているお一人お一人の生活の様子などが話し合われていました。
何名か会員でない一般の方もいらっしゃって、今後どういう支援があるのか、
障害者手帳というのは重要なのかという質問などもあがりました。30代40代成人期の
親御さんから体験に基づいた貴重な意見もたくさんでて、これから進んでいく人生の
うえで大変有意義なお話を伺うこともできました。伺っていくうちに、学業も就労も
とても大切だけど、もっと切実に必要なのは「一人で生きていく力をつけさせること」
なのだということを実感しました。今グループホームなどの生活支援の制度はできているけれど、
これはあくまでステップであって、最終的に一人暮らしをした時の生活のサポートというのが、
欲しいものです。残念なことに今はまだ具体的には行われていないみたいですが、
なんとか声を大にして実現していただけるようがんばっていきたいものですね。
雪が降るといわれていた寒―い一日でしたが、私たちの熱い想いでなんとか降らずに
乗り切りました。年代を超えてのディスカッションは和気あいあいと実りの多いものでした!
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2008/1/13(日)
ソルト氏講演会報告
大和市生涯学習センターにおいて、アスペルガー症候群当事者ソルト氏(外国の方では
ありません。ハンドルネームです。)講演会を開催しました。
近日からの厳しい寒さが続きましたが、会場は一杯の聴講者(92名)で埋まりました。
始めに神奈川県発達障害支援センター“かながわA”の小林氏に基礎知識として、「発達障害とは?」と
いうテーマで講義いただきました。大変わかりやすいパワーポイントと解説でちょっとした例を紹介し
ながらお話くださり、後に続けて講演されたソルト氏もスムーズにご自分のお話が出来たようでした。
講演後の質疑応答にも会場からたくさんの質問が寄せられました。
今回の講演会の目的は、私たちとは少し違った捉え方をする当事者側からの見方を知っていただくことでした。
ソルト氏の経験が当事者すべての方に当てはまるわけではありません。そこを踏まえて、講演会に参加された
皆さんが何か一つ持ち帰っていただけたらうれしいな、というのが主催側の思いでもあります。
今回の講演会のテーマ『アスペルガー的プチ半生を語る』で“プチ”としたのは、ソルト氏がまだ年齢が
お若いのでただの“半生”とするのは言葉として重すぎるかな?ということからです。
日々、会社勤めをしながらこうして啓発活動をされているソルト氏の今後益々のご活躍をお祈りします。
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10/27(土)
AS-pace 2007年度講演会 Part.2
思春期から成人期における自己確立と社会適応 〜育ち、成人期の事例を通して見えてきたもの〜
去る10月27日(土)、小田原市川東タウンセンターマロニエにて「思春期から成人期における
自己確立と社会適応〜育ち、成人期の事例を通して見えてきたもの〜」と題して高機能自閉症、
アスペルガー症候群の方々の成人期の相談事例を通して高機能の方々の育ちや社会との関係性を
振り返る講演会が開催されました。当日は会員17名、一般53名の参加がありました。
台風の接近もあり、風をともなったあいにくのお天気でしたが、当日参加の方も多くこの障害に
対する関心の高さが伺われました。よこはま・自閉症支援室室長の関水実氏を講師にお迎えしての
講演は、氏の相談支援業務の中で得られた様々な具体例を交えてリアリティのあるお話でした。
高機能群の抱える様々な困難をひとつひとつ事例から読み解くお話は、今後の支援の在り方を
示唆するものでした。中でも非常に興味深かったのは、広汎性発達障害者の知的障害のレベルの
違いに配慮した援助の必要性でした。障害の段階の違いによる、社会サービスの違いを明確にした
社会資源・援助手法の開発が必要とされているということです。一口に高機能とは言っても知的
境界群〜普通レベル〜知的に高いレベル…と大きく三段階に分けて段階別にマトリックスに支援を
組む必要があるということです。高機能群の問題はこの段階別支援を考えていくことで解決の
糸口がみつかるものもあるのではと感じました。あすぺーす内部においてもこの点を重視して
企画内容を考えていく必要があると思いました。
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11/15(木)
生蘭高等専修学校見学
綾瀬市の生蘭高等専修学校の見学にいってきました。当日、参加者は4名と少人数でしたが、
その分じっくりとお話も伺え授業の様子などもあまり邪魔にならない形で見学することができました。
広報の方が懇切丁寧に説明してくださり、当初生蘭はサポート校であると私たちが認識していたのは
誤りであったこと、個別の支援教育にとても力を入れておられること、進学はもちろん就職指導も
しっかりとされており特に福祉的就労なども必要な生徒には積極的にすすめておられることなど、
いろんなことがわかり私たちもとても勉強になりました。
何より見学して一番の驚きだったのが、授業を受けている生徒たちの真面目さでした。
下手な高校(失礼ですが!)の授業風景などとは比べようもないというか。。。
見学してわかるのはどうしても一面的なことだけなのはいうまでもないことで、いろんな学校を
見学するとか、親として情報を集める努力は怠ってはいけないと改めて思いました。
生蘭の中でも「学習開発クラス」という支援に特に重点を置くクラスは狭き門で、早い時期から
動き始める必要があるようです。ちなみに入試の選考基準をお聞きすると、学習面は関係なく“
本人の人柄”だとか。うーん、どうとらえればいいんだろう?と少し悩んでしまいました。。。
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11/18(日)
第3回当事者懇談会
10名の当事者の方の参加がありました。(内、大学生が3名)
今回が初めての方が2名いらっしゃいましたが、殆どの方が何度か参加して
いただいていた方でしたので、皆さんもう顔見知りです!
いや〜、かなり盛り上がりましたね〜〜。「皆さんの強烈な?個性はすばらしい!」と
参加したスタッフの一人として、更にスペクトラムにほれ込んでしまいました。
当懇談会は神奈川県の発達障害支援センター「かながわA」の職員の方にも参加いただいています。
次回も新しい出会いを期待しています。ちょっと覗いてみるだけでもOKですので、どうぞ気軽に
いらしてください。日程が決まりましたら、HPにアップしますよ〜!
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9/27(木)
交流会「気になる!?義務教育後の進路」 報告
義務教育年齢の子供を抱える親としては、一番気になる(そして頭の痛い!)進路の問題ですが、
今回の交流会では4人の先輩お母さん方にお子さんの進路選択の際のお話をしていただきました。
当日は、支援者の方2名を含めた15名の参加があり、熱心にお話に耳を傾けていました。
オブザーバーとして「かながわA」の職員の方1名、神奈川県教育委員会こども教育支援課の方1名、
高校教育課の方2名にも来ていただき、県の施策・実情についてのお話もお聞きすることができました。
4人のお母さん方は、お子さんが私立普通高校を選択された方、サポート校(技能連携校)を
選択された方、養護学校高等部を選択された方、と様々でお子さんの生育歴、小中学校での生活の
様子、実際に高校を決める際の経緯やお子さんご本人の希望、高校での様子、親の思い….など、
短い時間の中でありながら実に内容の濃いお話をしていただきました。
参加者の方々は皆お子さんが小中学生ということもあって大いに参考になるものでした。
午後からは自由に意見交換の場となりましたが、そもそも発達障害の子供を受け入れてくれる
学校って具体的にはどういうところがあるのか?どんなところで調べればいいのか?といった手探り
状態の方の意見が目立ちました。まだまだ社会に発達障害についての理解や認知は充分とは言えないし、
会に所属していない方には情報が少ないのかも知れません。また、私立普通校や県立高校にすすむ
場合は、入試の前に学校側に障害のことを相談するべきか、周囲にはどう伝えるか、といった微妙な
悩みがありますね。
県教委の方からは、特別支援学校(養護学校高等部)の希望者が多く、分教室という形で、20年度も
3教室が県立高校の中に設立予定という情報をいただきました。
最後に、4人のお母さん方には、貴重なお話を本当にありがとうございました!
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9/11(火)
第二回成人期勉強会 「〜当事者からの視点〜」
小雨がぱらつく曇天のなか、成人当事者Aさんを迎えての勉強会が行われました。
前回第1回勉強会参加のAS-paceメンバーと新しく参加のメンバー16名が、お話に耳を傾け、
頷いたり、メモをとったりしていました。 Aさんは自らも発達障がい当事者ですが、
理解のある職場に恵まれご自分のお仕事をされていらっしゃいます。お仕事のかたわらに、
もともとのご専門の関係である、人間の知性と知性を生み出す脳の働きについて学び直して
いるそうです。お話の内容は、時にかなり高レベルでしたが、それでも私たちにもよくわかる
ようにご自身の体験談を豊富に取り入れて私たちに聞き易くしてくださいました。
親側からもいろいろな質問が飛び交って、それにもひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
一概に発達障がいといっても本当に、いろいろなパターンがあるのだということを痛感いたしました。
その中で、自分の子供はどの辺に位置していて、どういう支援をうければうまくやれるようになるの
だろうかと、見極めることの大切さ、そして子供達が自分を肯定できる環境をつくってやることの
大切さを改めて実感しました。今日ゲストでいらしてくださったAさんは、終止穏やかに淡々と
お話していらっしゃいました。
現在はご結婚され大切なご家族がいらっしゃるということ。夫婦の間で会話するようになって、
奥様から身近でストレートなアドバイスを得ることもあるそうです。障がいをお持ちであることを
忘れさせてしまう程、安定した素晴らしい人生を送られている方だなぁと実感いたしました。
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8/19(日)
第2回当事者懇談会
参加当事者は5名(男性3名、女性2名)でした。第1回目に参加された方々ばかりでしたので、
なんとなく和んだ雰囲気でした。当事者の方々が気兼ねなく集まるための場ですので、
日頃の苦悩する想いを話される方もいらっしゃいます。そういうことを話していただけるだけ
でも、この懇談会を開催する意義があるのではないでしょうか?
就労に関してはお互いに情報交換や質問をし合ったりしていらっしゃいました。今後当事
者同士の交流が深まっていくといいですね。
回を重ねていくうちに、気の合う相手に出会えて、心地よい仲間関係が築けていけることを
願っています。神奈川県域の発達障害支援センター「かながわA」の職員の方も毎回参加して
くださっています。
この当事者懇談会は、昨年度(18年度)から神奈川県自閉症児・者親の会連合会の事業として
開催しています(18年度は3回開催しました。昨年はスタッフである私たちも、
「これでいいのかな・・・?」と手探りの状態でした。)今年度からは、「高機能自閉症・アスペ
ルガー症候群の会」“AS-pace”(あすぺーす)が神奈川県自閉症児・者親の会連合会の中に
立ち上がったこともあり、“AS-pace”(あすぺーす)の事業として開催しています。
参加されるうえでの条件などはホームページでご確認ください。
“当事者”といっても皆さんおひとりおひとり違いますから、皆さんそれぞれに個性豊か
ですね。より多くの自閉症スペクトラム当事者の方々とお会いできることを、スタッフ一同
楽しみにしています。今後の開催についてはまた、ホームページでお知らせしていきます。
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7/7(土)
AS-pace講演会「思春期から成人期における自己確立と社会適応」 part.1
藤沢市民会館にて、よこはま・自閉症支援室室長の関水実 氏を講師にお迎えしての
講演会を開催しました。当日は、保護者の方、学校関係など支援者の方、そして当事者の方など
75名の参加をいただきました。14:00〜16:00の予定でしたが、先生の熱意あるお話に大幅に
時間延長しての講演となりました。 実際に日々自閉症の方と接し、数々の問題を一緒に
解決するべく奮闘しておられる先生だけに、リアリティーのある有意義なお話でした。
やはり、実践から学ぶことは大切ですね。高機能群でも、知的レベルにより援助の手法は
変わってくるとのことでしたが、いずれも具体的・物理的にコントロールできる状況を
作ることが必要で、実例を示しながら解説していただき大いに参考になりました。
同じテーマでまた、場所を変え“part.2 ”として10/27 神奈川県西部地域で
お話いただく予定になっています。さらにバージョンアップ!?した講義になるの
ではないでしょうか。今回のアンケートで「もっと実例を聴きたい。」という声が
多かったので、part.2では講演時間をもう少し長くとろうかと考えています。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。
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6/24(日)
当事者懇談会
初めての方も数名いらっしゃったので、ちょっと緊張気味?の雰囲気で始まりました。
簡単な自己紹介から入り、皆さんの好きなことや興味のあることをそれぞれ話していけたら・・・と
の予定でしたが、「アスペルガー症候群というのは・・・?」との発言から、障がい特性などに
ついての話題になったりしました。
ご自分のことを見つめようとし始めて間もない方、かなり客観的にご自分を分析している方、と
それぞれでした。
今後もそうですが、話題が設けたテーマと違ってしまっても全然OK!何が起きるかわからない!?
そんなところがこの当事者懇談会の魅力!と運営主体のAS-paceでは考えています。
この当事者懇談会は成人期当事者の方を対象にした、気軽に語り合える場所を提供していくのが
目的です。“派手さ”はなくても息長く続けていけたらいいな〜と思っています。
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6/19(火)藤沢市湘南台公民館
AS-pace 第1回成人期勉強会
AS-paceでは、今年度は成人期に焦点をあてた勉強会を3回企画しています。その第1回目として、
6/19(火)藤沢市湘南台公民館にて、横浜市で2つのグループホームの世話人をしていらっしゃる
井田さんをお迎えしての勉強会を行いました。
当日は、AS-paceメンバーのなかでも10代後半から30代後半のお子さんをお持ちのお母さんが
多く集まり、井田さんを囲んでざっくばらんに質疑応答、目の前にせまった切実な話題だけに
とても充実した会になりました。
井田さんはグループホームは家庭生活と一緒だと強調されていました。そして、「同年代の人が回りに
いる」ということがよいところであると・・・。井田さんがお世話されている2つのグループホームのうち、
主に高機能の人が入居しているグループホームでは、やはり今までお友達が少なかった人ばかりだそう
ですが、似た人が集まることでの交流がとてもいい形でいっているとのことでした。
皆、自分の子供が将来自分に合う住まいをみつけられたら・・・という思いは同じですが、なかなか
現実は厳しいもの。そうそう簡単にみつかるものでもなさそうです。 親が自分で立ち上げるには、と
いったお話もありましたが、まずは子供が合うであろう仲間を先につくることだそうです。それから
親同士で立ち上げるもよし、社会福祉法人などをあたってみるもよしということでした。
そして、
金銭的な問題もさることながら井田さんがなにより難しく一番大切だといわれていたのはいい世話人を
どうやって探すかということに尽きるようです。
先に挙げたグループホームでも、利用者さんそれぞれに引っかかりどころが違う。皆で使用する新しい物を
購入する場合もひとりひとりに「なぜこれを購入するのか?」ということを、その方が納得いくような
それぞれの説明の仕方をされているそうです。 そういった細かな配慮は私たちの子供には必要不可欠な
ことなのに、“それぞれに対してする”となると智恵もノウハウも根気も必要で難しいことですよね。
将来の住まいの場について、運任せでなくしっかり考えていかねばと、つくづく感じた勉強会でした。
グループホームとは。。。
ハンディキャップを持つ人が、できない部分を、共同生活者が互いに協力しあい、
主体的に社会生活をすること。
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